マッチングして、メッセージを数回やり取りして、会う約束を取り付ける。——ここまでは、ビジネスのタスク管理と同じようにスムーズ。
でも、日程調整に入った瞬間に訪れる「既読スルー」。あるいは、初デート直後の「ブロック」。
20代の頃なら「相性が悪かったかな?」と落ち込んだかもしれません。でも、仕事で日々「納期」と「誠実さ」を背負って戦っている40代の私からすれば、これは単なるマネジメント能力の欠如、もっと言えば「時間の泥棒」でしかありません。
アプリの世界では、気に入らなければ即フェードアウトが「マナー」のように扱われることがあります。でも、その背後には返信を待ち、予定をあけようと調整している誰かの時間が存在しています。
「ご縁がありませんでした」の一言。それを言うコストすら惜しみ、相手を幽霊(ゴースト)のように扱う振る舞いに、私は心底疲れ果ててしまいました。
大人の婚活には、技術よりも先に「相手の時間を尊重する誠実さ」が必要なのではないか。画面を閉じるたびに、そんな問いが消えませんでした。