「もしかして、騙されてる?」スマホを握りしめた夜のこと
夜11時。仕事から帰ってきて、疲れた体をソファに預けながらスマホを開いたとき、マッチングアプリの通知が来ていました。
「今日も元気にしてましたか?」
2週間前からメッセージのやりとりが続いている男性。プロフィールには「45歳・建築関係・離婚歴あり」とあって、写真もきちんとしていた。でも……なぜか会えない。「仕事が忙しくて」「出張が多くて」「もう少し待って」。そんな返事が続いていた。
ふと思ったんです。「この人、本当に存在するの?」
怖くなってネットで調べたら、自分のやりとりのパターンが「ロマンス詐欺の典型手口」にぴったり当てはまっていた。画面越しに冷や汗が流れました。
この記事では、婚活での詐欺リスクをどう回避するか、そして「安全に出会うには何を選べばいいのか」を一緒に考えます。
婚活の場で増え続けている詐欺の種類
婚活詐欺はもはや「他人事」ではありません。警察庁の発表によると、SNS型ロマンス詐欺の被害件数は2024年1〜11月で3,326件(前年比+1,921件)と急増しています。※出典:警察庁SOS47
大きく分けると、以下の3種類が主な手口です。
①ロマンス詐欺(感情操作型)
アプリや SNS で親密な関係を築き、最終的に「お金を貸して」「一緒に投資しよう」と誘導するパターン。会わずにメッセージだけで関係を深めようとするのが特徴です。
②結婚詐欺(直接的な詐取型)
「結婚を前提に付き合いたい」と言いながら、交際後に借金を申し込んだり、消えてしまったりするケース。実際に会うこともありますが、素性が偽りであることがほとんどです。
③投資勧誘型
「FXで稼いでいる」「一緒に資産を増やそう」と特定の投資アプリや口座への入金を促すパターン。最初は小額で「成果」を見せ、信頼させてから大金を入金させます。
典型的な手口を知っておく
会わずにメッセージだけで親密になろうとする
詐欺師はとにかく「会う前に信頼を作る」ことに注力します。毎日「おはよう」「今日はどうだった?」と連絡してきて、あなたの生活に溶け込んでくる。「こんなに気にかけてくれる人が詐欺師なわけがない」と思わせることが目的です。
よくある言い訳パターン:
- 「海外出張が多くてなかなか会えなくて」
- 「子どもがいて週末は難しい」
- 「もう少し仲良くなってから会いたい」
実際に会えないまま2〜3週間が過ぎていたら、要注意です。
「二人の将来のために」と投資・送金を促す
感情的なつながりが深まったタイミングで、「実は今、いい投資案件があって」「あなたのためになるから一緒にやってみない?」と話を切り出してきます。
最初は「少額から試してみて」と言い、成功体験を演出。信頼させてから「もっと大きな金額を入れれば、もっと稼げる」と誘導します。気づいたときには、数十万〜数百万円が消えています。
40代以上の女性が狙われやすい理由
「なぜ自分が?」と思うかもしれません。でも、詐欺師には明確なターゲット像があります。
「真剣に結婚したい」という気持ちが隙になる
40代で婚活をしている女性は、真剣度が高い。だからこそ、「やっとこんな人に出会えた」という気持ちが、判断力を鈍らせてしまうことがあります。詐欺師はこの「真剣さ」を巧みに利用します。
経済的に安定している
40代女性はキャリアを積んでいて、ある程度の貯蓄がある人も多い。詐欺師から見ると、「お金を持っていて、動かせる立場にある」ターゲットです。
孤独感・焦りを抱えている
婚活が長引くほど、「また失敗するかも」「本当に出会えるのかな」という不安が積み重なります。そこに「あなたのことが好き」「一緒に幸せになりたい」と言ってくれる相手が現れたら……。気持ちが揺れるのは、当然のことです。
詐欺師はその揺れを狙っています。
今すぐできる!詐欺を見分けるチェックリスト
マッチングアプリやSNSで知り合った相手に、以下の項目が当てはまらないか確認してみてください。
| チェック項目 | 危険度 |
|---|---|
| 2週間以上やりとりしているが、まだ会っていない | ★★★ |
| ビデオ通話を断られる・カメラをオフにする | ★★★ |
| 「海外在住」「出張が多い」「軍人・医師」などのプロフィール | ★★★ |
| 投資・暗号資産・副業の話題が出てくる | ★★★ |
| 「お金を貸して」「立て替えて」と頼まれた | ★★★(即ブロック) |
| プロフィール写真が「ザ・イケメン」すぎる | ★★ |
| 連絡頻度が異常に高く、すぐに「好き」「運命」と言う | ★★ |
| LINE・WhatsAppなど外部アプリへの移動を急かす | ★★ |
| 勤務先・住所などを聞いても曖昧にごまかす | ★★ |
| 口座情報や家族構成を早い段階で聞いてくる | ★★ |
3つ以上当てはまるなら、すぐにやりとりをやめることをおすすめします。「失礼かも」と気にする必要はありません。自分を守ることが最優先です。
安全に婚活するための答えは「本人確認のある場」にある
では、どうすれば詐欺リスクを下げられるのか。答えはシンプルです。
「本人確認が義務付けられた、信頼できる出会いの場を選ぶ」
マッチングアプリの多くは、本人確認をしているといっても「身分証の画像を送る」だけで済むことが多く、偽造や他人のなりすましが完全には防げません。
一方で、結婚相談所は会員登録の際に以下が義務付けられています。
- 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 独身証明書(市区町村発行の公的書類)
- 収入証明書(源泉徴収票など)
これらは公的書類です。偽造は犯罪であり、相談所側もチェックしています。つまり、相談所の会員は「既婚者ではない」「素性がある程度確認された人」ということになります。
結婚相談所ならカウンセラーが間に入ってくれる
アプリと違い、結婚相談所には担当カウンセラーがいます。怪しい相手がいれば相談できるし、「この人どう思いますか?」と客観的な意見をもらえる。一人で抱え込まなくていいのは、精神的にも大きな安心感です。
「高い」と思っていたけど、実は保険料と思えば……
結婚相談所は費用がかかります。でも、詐欺被害で数十万〜数百万円を失うリスクと比べたら、どちらが高いでしょうか。安全な環境で、真剣な相手と出会えることへの対価と考えると、見え方が変わってきます。
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まとめ:婚活の「怖さ」は、環境を変えれば減らせる
婚活詐欺は、決して「騙される側が悪い」わけではありません。プロの詐欺師は、あなたの「真剣に出会いたい」「大切にされたい」という純粋な気持ちを巧みに利用してきます。
でも、出会いの場を「本人確認が厳格な結婚相談所」に変えるだけで、そのリスクは大幅に下がります。
一人で怪しい相手と向き合わなくていい。カウンセラーに相談しながら、安心して婚活できる。それだけで、心の余裕がまったく変わってきます。
「怖い思いをしてからでは遅い」というのが、詐欺被害の現実です。まずは比較サイトで相談所をのぞいてみることから、始めてみませんか。
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