「まだ会ってもいないのに、なんでこんなに好きって言ってくれるんだろう」
マッチングアプリで知り合って2週間。まだ一度も会っていないのに、毎朝「おはよう、今日も仕事頑張ってね」というメッセージが届く。写真で見る彼は爽やかで、プロフィールには「海外勤務のエンジニア」とある。
「こんなに丁寧に連絡をくれる人、久しぶりだな」と思いながら返信する。でも、どこかで小さな違和感もあった。会う約束をすると、いつも「急な仕事が入った」とキャンセルされる。ある日、「実は仕事でトラブルが起きて…少しだけ助けてもらえないか」というメッセージが届いた。
これ、婚活アプリを舞台にした詐欺の典型的なシナリオです。「まさか自分が」と思うかもしれませんが、40代の婚活女性は特に狙われやすいターゲットになっています。この記事では、詐欺の手口と見分け方を具体的にお伝えします。
婚活アプリで増えている詐欺の種類
婚活アプリやマッチングアプリを悪用した詐欺は、大きく3つに分けられます。どれも「恋愛・結婚への期待」につけ込む点が共通しています。
ロマンス詐欺(SNS型ロマンス詐欺)
マッチングアプリやSNSで知り合い、メッセージを通じて感情的なつながりを作ってからお金を騙し取る手口です。警察庁の発表によると、SNS型ロマンス詐欺の最初の接触手段として最も多いのが「マッチングアプリ」で、全体の35.0%を占めています(2024年データ)。
投資勧誘型詐欺
親密な関係を築いた後、「いい投資話がある」「一緒に資産を増やして将来のために備えよう」と勧誘するパターンです。仮想通貨や外国為替(FX)の「必ず儲かる」話が多く、近年急増しています。2024年の被害額は1,268億円(前年比178.6%増)にのぼります(警察庁発表)。
結婚詐欺
最初から結婚する意思がなく、「君と結婚したい」という言葉で信頼を深め、金銭を騙し取る古典的な手口です。「結婚準備のために」「急な借金を肩代わりして」などの名目でお金を要求します。
典型的な手口を知っておこう
詐欺師たちが使うパターンは、実は驚くほど似ています。知っていれば、早い段階で気づくことができます。
会わずにメッセージだけで親密になろうとする
「海外在住」「仕事が多忙」「単身赴任中」などを理由に、会う約束を先延ばしにし続けるのが典型的な手口です。ビデオ通話も「カメラが壊れた」「映像が安定しない」と避けることがあります。
その一方で、毎日のメッセージは欠かさない。「おはよう」「今日のご飯は何食べたの?」「最近疲れてない?」と、まるで本当に気にかけてくれているかのように接してきます。
実際には、複数の相手に同じ文面を送っているケースもあります。「この人、本当に私のことを好きなのかな」という確認ができないまま、心だけが動いていく——これが詐欺師の狙いです。
「二人の将来のために」と投資・送金を促す
関係が深まったと判断すると、次のステップに進みます。「実は海外の投資で大きな利益が出ている。あなたにも教えたい」「僕が使っている投資アプリを一緒に使えば、老後の資金が作れる」といった話が出てきます。
最初は少額で「本当に増えた!」という体験をさせる場合もあります(フィッシング的な手法)。その後、大きな金額を入金させ、出金できない状況にして消えていく——これがよくあるパターンです。
「二人の将来のために」「君を守りたい」という言葉に包まれているため、騙されていると気づきにくいのがこの手口の怖いところです。
狙われやすいのはどんな人?40代以上が標的になる理由
「自分は騙されない」と思っている人ほど、実は危ないかもしれません。詐欺師はターゲットの心理を熟知しています。
特に40代の婚活女性が狙われやすい理由として、以下のことが挙げられます。
- 婚活への切迫感がある:「年齢的にそろそろ…」という焦りが、判断力を鈍らせることがあります
- 経済力がある:仕事で築いてきた貯蓄があり、詐欺師にとって魅力的なターゲットです
- 真面目で誠実:「この人を信じたい」という気持ちが強く、疑うことに罪悪感を感じやすい
- 孤独感・寂しさ:毎日丁寧に連絡をくれる相手に、心が動きやすい状況にある
- 恋愛経験が少なかった・ブランクがある:久しぶりの恋愛感情に浮足立ちやすい
国民生活センターへの婚活詐欺の相談は30代・40代女性が特に多く、「まさか私が」という感覚がいかに危険か、データが物語っています。
詐欺を見分けるチェックリスト
以下の項目に当てはまるものがいくつあるか、確認してみてください。
- □ 海外在住・海外出張中などで、なかなか会えない
- □ プロフィール写真が「できすぎている」(モデルのようにスタイルが良い、不自然に完璧)
- □ 出会って間もないのに「愛している」「運命を感じる」など強い言葉を使ってくる
- □ LINEやInstagramなど、アプリ外のSNSへ誘導しようとする
- □ ビデオ通話を避ける、または画質が悪くて顔がよく見えない
- □ 投資・仮想通貨・FXの話題が出てきた
- □ 「緊急事態」「困っている」など急かすような話が出てきた
- □ お金や電子マネーの送金・貸付を頼まれた
- □ 「二人の将来のために」という言葉でお金の話をしてくる
- □ 会う約束をするたびにキャンセルされる
3つ以上当てはまる場合、詐欺の可能性を強く疑ってください。特に「お金の話」が出てきた時点で、どんなに好きだと感じていても立ち止まることが大切です。
「もしかして詐欺かも?」と感じたら、警察庁の「SOS47(特殊詐欺対策ページ)」や消費者ホットライン(188)に相談することができます。
安全に婚活するために——本人確認がある結婚相談所を選ぶ
詐欺のリスクをゼロに近づけるには、「本人確認が徹底されている場」で婚活することが何より大切です。
マッチングアプリの多くは、登録時の本人確認が甘く、プロフィールの内容(職業・年収・独身かどうか)を証明する書類提出が不要なサービスもあります。そのため、詐欺師が紛れ込みやすいのが現状です。
一方、結婚相談所では入会時に以下の書類提出が必須であることが一般的です。
- 身分証明書(運転免許証・パスポートなど)
- 独身証明書(市区町村発行)
- 収入証明書(源泉徴収票など)
- 卒業証明書(学歴を確認する場合)
つまり、相手が「本当に独身で、プロフィール通りの人物か」を確認したうえで出会えるのが結婚相談所の強みです。成婚サポートのプロが間に入ることで、怪しい接触があればすぐに相談できる環境もあります。
「アプリで婚活しているけれど、なんとなく不安…」「会う前から急に親密にしてくる人がいて怖い」と感じているなら、信頼できる結婚相談所への切り替えを検討してみてください。
まずは複数の結婚相談所を比較して、自分に合ったサービスを見つけることから始めてみましょう。無料相談やオンライン説明会を活用すれば、気軽に話を聞くことができます。
▼ 複数の相談所を比較してから入会したい方はこちら
※本記事はアフィリエイト広告を含みます。
本人確認がしっかりしている安心の環境で、本物の出会いを探してみてください。あなたの婚活が、安全で幸せなものになることを心から応援しています。
【参考・出典】
・警察庁「令和6年におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の被害発生状況等について」(2025年5月23日発表)
・警察庁「令和6年11月末におけるSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について」
・消費者庁・国民生活センター 婚活詐欺相談データ
