子どもを寝かしつけたあと、「バツイチ」の文字を打つ手が止まった
夜11時、リビングの明かりを落として、ソファに座ってスマホを開く。子どもを寝かしつけたあとの、たった一人になれる時間です。検索窓に「結婚相談所」と打って、そのあとに「バツイチ」と続けようとして、指が止まりました。
離婚してから3年。仕事と子育てに追われて婚活どころではなかったけれど、最近ふと「このままでいいのかな」と思う夜が増えてきました。とはいえ、結婚相談所というと「初婚同士がお見合いする場所」というイメージもまだどこかにあって、バツイチで子どももいる自分が入って歓迎されるのか、正直不安です。検索結果に並ぶランキングサイトを見ても、どこも似たようなことが書いてあって、結局どこが自分に合うのか分からないまま、タブを閉じてしまう。そんな経験、ありませんか。
結論から言うと、40代でバツイチ・再婚活という条件は、結婚相談所においては決して不利ではありません。むしろ相性の良い選び方さえ押さえれば、初婚の方より早く前に進めるケースも多いのです。今日はその「選び方の軸」を、一緒に整理していきましょう。
まず知るべき相談所の種類(仲介型 vs データマッチング型)
結婚相談所は大きく「仲介型(お見合い型)」と「データマッチング型」に分かれます。この違いを理解しておくことは、初婚の方以上に、バツイチ・再婚活の方にとって重要な意味を持ちます。
仲介型は、専任のカウンセラーが会員の希望や背景を把握したうえでお相手を紹介してくれるスタイルです。離婚歴や子どもがいることを、自分の口から相手に切り出す前に、カウンセラーが間に立って状況を伝えてくれるため、「どう説明すればいいんだろう」という気まずさをかなり軽減できます。お見合いの場で初めて事情を話すよりも、事前にすり合わせがある方が精神的に楽だ、という声は多く聞かれます。
データマッチング型は、プロフィールに婚歴や子どもの有無を明記したうえで、条件を了承した相手からのみアプローチが来る仕組みです。会う前に「バツイチ・子連れであることを理解している人」だけとマッチングするため、余計な駆け引きが要らない合理性があります。ただし、条件面の相性は見えても、離婚の経緯や子育てへの考え方といった深い部分は、自分で見極めていく必要があります。
「間に人が入って調整してくれる方が安心か」「条件で先にふるいにかけたいか」――この違いを踏まえて選ぶことが、遠回りしないための第一歩です。
失敗しない選び方の軸5つ
バツイチ・再婚活だからこそ見ておきたいポイントを含めて、相談所選びの軸を5つに整理しました。パンフレットや公式サイトを見比べる際のチェックリストとして使ってみてください。
40代の成婚実績・年齢層
まず確認したいのは、その相談所に「40代・再婚希望の会員が実際にどれくらい在籍し、成婚しているか」です。会員の年齢層が20〜30代の初婚希望者に偏っている相談所では、再婚活そのものへの理解や紹介の母数が心もとないことがあります。公式サイトに年代別・再婚者向けの成婚実績が具体的に公開されているか、数字を出し渋っていないかを見てみましょう。日本結婚相談所連盟(IBJ)が公開している「成婚白書2024年度版」によると、バツイチ女性の成婚率は25.3%、さらに再婚女性の成婚しやすさは平均より7.5%高い107.5%という結果が出ています(IBJ「成婚白書2024年度版」より)。再婚活は決して不利な条件ではない、という事実をまず知っておくだけでも、気持ちの持ちようが変わってきます。
料金体系(初期費用・月会費・成婚料)
料金は「初期費用+月会費+成婚料」の3階建てが一般的で、大手相談所では初期費用10万〜30万円、月会費1万〜2万円程度が目安です(各社公式サイトの料金表より)。ここで再婚活の方に知っておいてほしいのが、活動期間の傾向です。前出のIBJ成婚白書2024年度版によると、再婚者は初婚者と比べて交際期間が約20日短く、活動期間全体でもおよそ1ヶ月短縮される傾向が報告されています。月会費が発生する期間が短く済む可能性があるということは、総額の見積もりにも関わってきます。料金表の数字だけでなく、「自分の場合はどれくらいの期間を想定すればいいか」をカウンセラーに具体的に聞いておくと、予算感のズレを防げます。
サポート体制・カウンセラーの質
同じ料金でも、カウンセラーがどこまで再婚活特有の事情に寄り添ってくれるかは相談所によって大きく異なります。無料相談の場で、「バツイチ・子連れの会員をこれまで何人くらいサポートした経験があるか」「離婚の経緯や子どもの話を、お相手にどう伝えるのがいいと考えているか」を具体的に質問してみましょう。歯切れの悪い答えが返ってくるようなら、経験値が浅い可能性があります。逆に、事例を交えて具体的に答えてくれるカウンセラーなら、実際の活動でも頼れる存在になってくれるはずです。
加盟連盟と会員数
多くの結婚相談所は「日本結婚相談所連盟(IBJ)」などの連盟に加盟しており、連盟内の相談所同士で会員を紹介し合える仕組みがあります。再婚活においては、この母数の広さが特に重要です。単体の相談所だけで探すよりも、連盟全体の会員から「バツイチ・子連れでも構わない」と考えている人を探せた方が、出会いの選択肢は圧倒的に広がります。加盟の有無、そして連盟全体の会員数がどれくらい公開されているかは、必ず確認しておきたいポイントです。
ここまでの4つの軸に加えて、再婚活ならではの5つ目の視点として「プロフィール開示と子どもへの配慮の丁寧さ」も見ておきましょう。婚歴や子どもの有無をプロフィールにどう記載するか、子どもに会わせるタイミングをどう相談に乗ってくれるかは、相談所によって対応の丁寧さに差があります。無料相談の段階で「子連れ再婚のサポート実績」について具体的な事例を聞けるかどうかも、判断材料のひとつにしてみてください。
選ぶ前にやってはいけないNG行動
ここまでの軸を踏まえたうえで、バツイチ・再婚活の方が陥りがちなNG行動もお伝えしておきます。
ひとつ目は「離婚歴や子どもの存在をできるだけ目立たせないよう小さく書こうとすること」。隠すように書いても、お見合いの場で結局伝えることになりますし、事前に理解して申し込んでくれた相手の方が、その後の関係もスムーズに進みやすいものです。
ふたつ目は「譲れない条件を増やしすぎること」。再婚活では「子どもを理解してくれる人」「経済的に安定している人」など条件が増えがちですが、絞り込みすぎると母数がどんどん狭まります。本当に譲れない条件を1〜2個に絞り、それ以外は会ってから判断する姿勢の方が、結果的に良い出会いにつながりやすいです。
みっつ目は「1社だけ見て決めてしまうこと」。再婚活への理解度やサポートの丁寧さは相談所ごとの差が大きい分野です。最低でも2〜3社の無料相談を受けて、対応やカウンセラーとの相性を比べてから決めるようにしましょう。
よっつ目は「子どもの気持ちや生活リズムを後回しにして活動を急ぐこと」。自分のペースだけで進めると、後になって子どもとの時間や気持ちの調整でつまずくことがあります。子どもの学校行事や生活サイクルも視野に入れながら、無理のないペースで活動できる相談所かどうかも確認しておきたいところです。
タイプ別おすすめの選び方
ここまでの軸を、自分のタイプに当てはめて考えてみましょう。
手厚いサポート派:離婚の経緯や子どものことをうまく言葉にできるか不安、という方には、専任カウンセラーが間に入ってくれる仲介型がおすすめです。再婚活の経験が豊富なカウンセラーがいる相談所なら、伝え方の相談にも乗ってもらえます。
費用重視派:活動期間が短めで済む見込みがある分、月会費を抑えたいという方にはデータマッチング型が向いています。プロフィールで条件を明記できるぶん、無駄なやり取りを減らしながら効率よく活動できます。
子どもを最優先したい派:何よりも子どもの気持ちやタイミングを大切にしたいという方は、子連れ再婚のサポート実績が豊富で、子どもとの対面タイミングまで一緒に考えてくれる相談所を選びましょう。急かされずに自分のペースで進められるかどうかを、無料相談の段階でしっかり確認しておくと安心です。
大切なのは、「自分と子どもにとって何を優先したいか」を先に決めてから相談所を見比べることです。優先順位が曖昧なまま話を聞くと、営業トークに流されて決めてしまいやすくなります。
まとめ|まずは比較から一歩踏み出してみませんか
バツイチ・40代からの再婚活は、①成婚実績・年齢層、②料金体系、③サポート体制、④加盟連盟と会員数、そして⑤プロフィール開示と子どもへの配慮――この5つの軸で見比べると、判断のブレがぐっと減ります。IBJの成婚白書が示すように、再婚活は決して不利な条件ではありません。むしろ自分に合った相談所を選べれば、初婚の方より早く前に進める可能性もあります。
とはいえ、1社ずつ資料を取り寄せて比較するのは、子育てや仕事で忙しい毎日の中では負担が大きいですよね。まずは複数の相談所の情報をまとめて確認できるサービスを使って、自分と子どもに合いそうな相談所の「候補」を絞り込むところから始めてみませんか。いきなり入会を決める必要はありません。まずは話だけ聞いてみる、その一歩からで大丈夫です。
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