婚活写真、なんだか顔色が悪く見える理由
プロフィール写真の撮影から数日後、送られてきたデータを開いた瞬間、思わず画面を閉じたくなりました。着ていったのは、失敗しないだろうと選んだ黒のジャケット。なのに写真の中の自分は、なんだか疲れて見える。肌はくすんで、目の下の影も濃い気がする。メイクも髪型も、いつも通りのつもりだったのに――。
「これじゃあ、会う前から損している気がする」。そう感じて、婚活写真の撮り直しやメイクの見直しばかり考えていたとき、ふと目に留まったのが「パーソナルカラー」という言葉でした。服の色一つで、写真の顔色までこんなに変わるものなのか。半信半疑のまま調べ始めたのが、この記事を書くきっかけです。
思えば、これまで服を選ぶときの基準は「体型が隠れるか」「上品に見えるか」ばかりで、「自分の肌にその色が合っているか」を考えたことはほとんどありませんでした。年齢を重ねるほど、似合う色は少しずつ変わっていくものだと知っていれば、あの日の写真ももう少し違う仕上がりになっていたかもしれません。
第一印象は3秒で決まる。何がそこまで影響するのか
婚活の場では、プロフィール写真も、初対面のお見合いも、驚くほど短い時間で「また会いたいか」が判断されると言われています。心理学の世界でよく引用される「メラビアンの法則」では、コミュニケーションの印象を決める要素のうち、話す内容などの言語情報はわずか7%、声のトーンなど聴覚情報が38%、そして表情や服装といった視覚情報が55%を占めるとされています(Albert Mehrabian, 1970年代の研究より)。
さらに、人が相手の第一印象を無意識に固めてしまうまでの時間は、わずか3秒程度とも言われます。会話でどれだけ良いことを言えても、その前に「なんとなく暗そう」「顔色が優れなさそう」という印象を持たれてしまえば、それを覆すのは簡単ではありません。だからこそ、話す内容や努力だけでなく、視覚的な情報――特に「肌映りのいい色」を身につけているかどうかが、想像以上に大きな意味を持ってきます。
40代婚活で印象を上げる美容ポイント:パーソナルカラーを味方にする
パーソナルカラーとは?イエベ・ブルベで「似合う色」は変わる
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌・髪・瞳の色と調和し、その人をいちばん健康的で魅力的に見せてくれる色のグループのことです。大きく分けると、黄み寄りの肌に合う「イエローベース」と、青み・ピンク寄りの肌に合う「ブルーベース」があり、それぞれ春夏秋冬の4タイプに細分化されるのが一般的です。イエベの人がコーラルピンクやオレンジ系を纏うと肌がぱっと明るく見え、ブルベの人はラベンダーやライトブルーなどのクールな色で透明感が引き立ちやすいと言われています。
ここで見落とされがちなのが、年齢による変化です。40代になると肌の透明感や色味は20代の頃と同じではなくなります。若い頃に似合っていた色が、今の自分にはしっくりこないということも珍しくありません。実際、全国の女性2,000人を対象にしたある調査では、パーソナルカラー診断を受けた経験がある人は24.4%にとどまり、20代と50代の受診率には約20ポイントもの差があったと報告されています(サードニュース調べ)。つまり40代以上の女性の多くは、まだ自分に本当に似合う色を「知らないまま」過ごしているということ。裏を返せば、ここを押さえるだけで周囲と差がつきやすいポイントでもあります。
婚活写真・お見合いで選びたい色の考え方
婚活写真というと、つい「きちんと見える」黒や紺の無難な服を選びがちです。ですが顔映りという観点で見ると、黒は肌の透明感を吸い取ってしまい、影が濃く写りやすい色でもあります。パーソナルカラーの診断結果にとらわれすぎる必要はありませんが、「顔まわりに明るい色を1色差し込む」「顔から離れた小物に得意な色を使う」といった意識を持つだけでも、写真の印象は大きく変わります。
4タイプで大まかな傾向をつかむと、次のようなイメージです。春タイプは珊瑚色や明るいイエロー系で肌に血色感が出やすく、夏タイプはラベンダーやローズ系のやわらかい色で上品な透明感が出やすいとされています。秋タイプはテラコッタやマスタード、キャメルなど深みのある色で肌がなじみやすく、冬タイプは白や黒、ロイヤルブルーのようなはっきりした色でメリハリが出やすいと言われます。自分がどのタイプかまだ分からなくても、「肌がぱっと明るく見えるか」を鏡や写真で見比べるだけで、方向性は十分つかめます。
まずは無料のセルフチェックから始めてみる
サロンでの診断はプロの目で判定してもらえる分、精度が高い一方、費用や時間がかかります。まずは「顔の下にゴールドとシルバーの布を当てて、どちらの方が肌が明るく見えるか」といったセルフチェックから始めてみるのも一つの方法です。金属アクセサリーを選ぶときに、どちらの方が自分の肌になじむかを意識してみるだけでも、ヒントが得られます。時間や予算に余裕があれば、婚活写真の撮影前にワンポイントでプロの診断を受けておくと、当日の服選びで迷わずに済みます。ちなみに、美容系のアンケート調査ではパーソナルカラー診断の認知度自体は8割近くに達している一方、実際に診断を受けたことがある人は1〜2割程度にとどまるという結果も出ています(美容業界のアンケート調査より)。つまり「知っているけど、まだ受けていない」人が大多数ということ。知識だけでも十分に活かせる分野なので、まずは知ることから始めるだけでも価値があります。
やりがちなNG:診断結果に縛られすぎる、無理に流行色を選ぶ
パーソナルカラーを意識し始めると陥りやすいのが、「診断結果の色しか着てはいけない」と思い込んでしまうことです。診断はあくまで「似合いやすい傾向」を知るための目安であり、絶対的なルールではありません。似合わないとされた色でも、着る面積や合わせ方次第で問題なく着こなせることは多くあります。反対に、SNSで人気の色だからと自分に合わない色を無理に取り入れて、かえって顔色が沈んで見えてしまうケースもよくあるパターンです。加工アプリで肌を白くしすぎたり、実年齢よりずっと若く見せようと不自然なメイクを重ねたりするのも同じ構造の失敗です。もう一つ気をつけたいのが、全身を診断結果の色だけでまとめてしまうことです。頭からつま先まで得意な色一色に統一すると、かえって単調で作り込みすぎた印象になることもあります。トップスかメイク、小物のどこか一箇所に取り入れる程度で十分に効果は出ます。大切なのは「流行っている色」でも「昔好きだった色」でもなく、今の自分の肌に合う色を知り、無理なく取り入れることだと言えます。
「完璧な美」ではなく「自分の魅力を活かす」という考え方
パーソナルカラーについて調べていて感じたのは、これは「欠点を隠す」ためのテクニックではなく、「もともと持っている良さを引き出す」ための知識だということです。40代になって肌や髪の質感が変わったことは、隠すべき欠点ではありません。今の自分に合う色を知り、それを味方につけることは、若い頃の自分に戻ろうとすることとは違います。今の自分をいちばん魅力的に見せる方法を知る、という前向きな行為です。写真映りに落ち込んでいたあの日の自分に、今なら「色を変えればいいだけだったんだよ」と伝えてあげたい、そんな気持ちになりました。
見た目を整えたら、次は出会いの場を整える番です
似合う色を知り、写真や身だしなみへの自信が少し戻ってきたら、次に整えたいのは「どこで出会うか」という環境そのものです。マッチングアプリで自己流のまま繰り返し疲弊するよりも、プロのカウンセラーが横について、プロフィール写真の見せ方から相手選びまで一緒に考えてくれる結婚相談所という選択肢もあります。見た目の印象を整えた自分を、きちんと見てくれる場所に置いてあげることも、婚活を前に進める大事な一歩です。写真映りに悩んでいた頃の自分から一歩進んで、次はどんな相手とどんな場所で出会いたいのかを、あらためて考えてみるタイミングなのかもしれません。
まずは「入会」ではなく、話を聞いてみるところから始めてみませんか。
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