マッチングアプリ 投資勧誘女性の特徴5選|40代が騙されないための婚活詐欺チェック

「好きです」から3日で来た、あのメッセージ

金曜の夜、お風呂上がりにソファでスマホを開いたら、通知が1件。マッチングアプリで知り合って3日目の女性から「〇〇さんとお話しできて、本当に運命だと思いました」というメッセージが届いていました。プロフィール写真はモデルのように整っていて、年収欄には「1000万円以上」の文字。文面は丁寧で、こちらの仕事の話にもよく相槌を打ってくれる。

ただ、少し引っかかったんです。まだ電話もしていないのに「運命」という言葉が出てくる早さ。そして「実は投資の勉強をしていて、今すごく良いタイミングなんです」という一文が、3通目にさりげなく添えられていたこと。

40代になってから婚活を始めると、こういう「ちょっとした違和感」に何度か出会うことがあります。20代の頃なら気にしなかったかもしれない小さなサインが、今は妙に気になる。それは人生経験が「何かがおかしい」と教えてくれているからかもしれません。今日は、婚活の場に紛れ込む詐欺のパターンと、40代だからこそ気をつけたいポイントについてお話しします。

婚活で増えている詐欺の種類は主に3つ

婚活やマッチングアプリの場で発生する詐欺は、大きく分けると次の3種類に整理できます。

1つ目は「ロマンス詐欺」です。恋愛感情を利用して金銭を要求するタイプで、会わずにメッセージや通話だけで関係を深め、最終的に「事業がうまくいかない」「家族が入院した」などの理由で送金させます。

2つ目は「結婚詐欺」です。結婚をちらつかせながら交際を続け、結納金や新居の準備費用、婚約指輪の代金などの名目でお金を引き出す手口です。結婚する意思はなく、お金を得た時点で連絡が途絶えるケースがほとんどです。

3つ目は「投資勧誘型」です。恋愛関係を築いた上で「二人の将来のために資産を増やそう」と投資や副業を勧め、専用アプリやサイトに誘導して入金させます。最初は少額の利益が出たように見せかけ、信頼させてから高額入金を促すのが特徴です。

警察庁の発表によると、令和6年(2024年)のSNS型ロマンス詐欺の認知件数は5,604件、被害額は552.2億円で、前年比で件数は約46.5%、被害額は約37.8%増加しています。さらに令和7年10月末時点の集計では、被害のうち32.9%が「マッチングアプリ」をきっかけに発生しています(警察庁・SOS47特殊詐欺対策ページより)。婚活の場が、決して他人事ではない詐欺の入口になっていることがわかります。

典型的な手口──最新データから見えてくるパターン

会わずにメッセージだけで親密になる

詐欺のパターンに共通しているのは、「実際に会う」というステップを極端に避けることです。仕事が忙しい、海外に単身赴任している、船で長期航海に出ているなど、もっともらしい理由をつけて対面を先延ばしにし続けます。その間、メッセージや通話だけで急速に親密さを演出し、「運命の相手」「こんな気持ちになったのは初めて」といった強い言葉を早い段階から使ってくるのも特徴です。

また、マッチング直後の2〜3通目でLINEなど外部アプリへの交換を持ちかけてくるケースも多く見られます。これはアプリ運営側の監視システムが検知しやすい単語(送金・投資・LINEなど)を避け、外部に会話の場を移すための行動だと考えられています。プロフィール写真が整いすぎている、年収欄が不自然に高いといった点も、注意すべきサインです。

「二人の将来のために」と投資・送金を促す

ある程度信頼関係ができたところで、「実は投資で資産を増やしていて、あなたにも教えたい」「二人の結婚資金のために一緒に運用しよう」といった話が出てきます。指定された投資アプリやサイトに登録させ、最初は数万円程度の少額から始めさせて、実際に利益が出ているように見せる画面を見せてきます。

ここで安心して追加入金すると、次第に「出金には手数料が必要」「税金の精算が必要」などと理由をつけられ、さらなる入金を求められます。最終的に出金できないまま連絡が取れなくなる、というのが典型的な流れです。金融庁も、SNSやマッチングアプリで知り合った相手からの投資勧誘に繰り返し注意喚起を行っています(金融庁「SNS・マッチングアプリ等で知り合った者からの投資勧誘等にご注意ください」)。

狙われやすい人の特徴と、40代以上が標的になる理由

詐欺師は、婚活やマッチングアプリを利用する人の中でも特定の層を狙う傾向があります。ひとつは経済的に一定の余裕がある層です。40代・50代は20代・30代に比べて貯蓄や収入が安定している場合が多く、送金を引き出しやすいと見なされやすいのです。

もうひとつは、「そろそろ本気で結婚したい」という気持ちが強い層です。婚活を続ける中で「今度こそ本物の縁かもしれない」という期待が生まれると、多少の違和感があっても「気のせいかもしれない」と自分を納得させてしまいがちです。これは決して弱さではなく、真剣に向き合っているからこそ生まれる心理で、詐欺師はまさにその真剣さにつけ込んできます。

さらに、日中は仕事で忙しく相手を調べる時間が取りにくいことも一因です。メッセージのやり取りが夜だけになり、孤立した状態で判断せざるを得ない状況が、冷静さを鈍らせてしまうのです。

詐欺を見分けるチェックリスト

次のような項目に複数当てはまる場合は、一度立ち止まって考えることをおすすめします。

  • マッチングから間もないのに「運命」「初めての気持ち」など強い言葉を使ってくる
  • 会う約束をしても、仕事・海外出張・体調不良などを理由に延期され続ける
  • プロフィール写真が芸能人やモデルのように整いすぎている
  • 年収や職業のスペックが不自然に高い
  • マッチング後すぐにLINEなど外部アプリへの交換を持ちかけてくる
  • 投資・副業・資産運用の話題を自分から出してくる
  • 「二人の将来のために」という言葉とともに送金や入金を求めてくる
  • 家族の入院費、事業資金など、急を要するお金の話を切り出してくる
  • SNSの投稿がお金持ちアピールや投資の成功談ばかりで統一されている

3つ以上当てはまる場合は、いったん距離を置き、家族や友人など第三者に話してみることをおすすめします。自分では冷静なつもりでも、恋愛感情が絡むと判断が鈍りやすいものです。

安全に婚活するには──本人確認のある相談所という選択肢

マッチングアプリの中には、身分証の確認だけで登録できる手軽なサービスも多くあります。手軽さは魅力である一方、なりすましや詐欺目的のアカウントが紛れ込むリスクもどうしても残ります。

一方、結婚相談所の多くは身分証に加えて独身証明書や収入証明書といった公的書類の提出を入会の条件にしています。こうした審査があることで、プロフィールを偽った人物や結婚する意思のない人物が入り込む余地は大きく減ります。さらに仲人やカウンセラーが間に入ってやり取りを見守ってくれるため、「この人、大丈夫かな」と感じたときにすぐ相談できる安心感もあります。

今、婚活の場で「ちょっと怪しいかも」と感じる場面が増えているなら、それは婚活そのものをやめる理由にはなりません。ただ、出会いの場を選び直すタイミングなのかもしれません。いきなり入会を決める必要はなく、まずは資料請求や無料相談で「どんな審査をしているのか」を聞いてみるだけでも、今の不安が和らぐはずです。


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