日曜の夜、来週の予定表を見てため息をついた
日曜の夜9時。明日からの1週間に備えて、スマホのカレンダーを開きました。来週の土曜はマッチングアプリで知り合った人との初デート、日曜の午前は結婚相談所からのお見合い、午後は婚活パーティーの予約が入っています。さらに合間には気になる人とのメッセージのやり取りもこなさなければなりません。予定を眺めながら「うわ、また全部埋まってる」と、声にならないため息が漏れました。本当は今週末、何も予定を入れずにゆっくり寝坊したかった。でも「40代だから、動けるうちに動かないと」という焦りが、いつも休む選択肢を奪っていきます。気づけば平日は仕事、休日は婚活で、完全にオフの日がもう何週間もない。カレンダーを閉じてベッドに入っても、なぜか頭は冴えていて、明日からのやり取りのことをぐるぐる考えてしまう。そんな夜を過ごしたことはないでしょうか。
「頑張っているのに、なぜか休んだ気がしない」「婚活の予定を入れれば入れるほど、心がすり減っていく」——この記事では、婚活の予定を詰め込みすぎることで疲れてしまう40代女性に向けて、なぜそうなるのか、どんなサインに気をつけるべきか、そしてどう向き合えば疲れをためずに婚活を続けられるのかを、丁寧にお伝えしていきます。
なぜ40代女性は婚活で疲れてしまうのか
「予定を詰め込みすぎるのがいけないとわかっていても、やめられない」——そう感じてしまうのは、あなたの意志が弱いからではありません。40代という年代だからこそ抱えやすい事情が、いくつも重なっているのです。
努力が報われない徒労感・期待と落胆の繰り返し
婚活中の男女を対象にした調査では、約8割が「婚活疲れ」を感じており、疲れを感じる瞬間として「期待した出会いが進展しなかったとき」と「メッセージのやり取り」が上位に挙げられています(出典:株式会社サンマリエ調査)。予定をたくさん入れれば、その分だけ良い出会いに巡り合う確率も上がるはず——そう考えて休日を婚活の予定でびっしり埋めても、実際には「今回もピンとこなかった」「連絡が途中で途切れた」という小さな落胆が積み重なっていきます。1件1件は大きな失望ではなくても、期待して臨んだ分だけ反動も大きく、それが週に何度も繰り返されることで、心はじわじわとすり減っていきます。しかも40代は、20代・30代の頃に比べて出会いの母数自体が限られやすい年代でもあるため、「数をこなさなければ」という焦りがより強く働きやすく、気づけば予定を詰め込むことでしか安心できなくなってしまうのです。
体調の波(プレ更年期・更年期)が重なるケース
加えて、40代は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が変動しやすい「プレ更年期」にさしかかる年代でもあります。更年期とは閉経をはさんだ前後5年ずつ、合計約10年間を指すとされ、日本人女性の平均的な閉経年齢が50歳前後であることから、40代はまさにその入り口にあたる時期です。エストロゲンは気持ちを安定させる働きを持つ神経伝達物質「セロトニン」の産生にも関わっているとされ、その分泌が不安定になると、感情の波が大きくなったり、些細なことに疲れやすくなったりすることが指摘されています(出典:Kracie MenotechLife「プレ更年期とは?30代〜40代に起こる体や心の変化と症状」)。つまり、20代の頃と同じペースで予定を詰め込んでも、体力や気力の回復スピードそのものが以前とは違ってきている可能性があるのです。「前はこれくらい平気だったのに」と自分を責める必要はありません。これはあくまで一般的な傾向であり、感じ方には個人差があります。疲れが長く続いたり、気分の落ち込みが激しい日が続いたりする場合は、無理に自己判断で抱え込まず、婦人科などの専門機関に相談することも選択肢のひとつです。
「婚活疲れ」が出すサインと放置のリスク
予定の詰め込みすぎによる疲れは、最初は小さなサインとして現れます。カレンダーを見るだけで胸が重くなる、休日の予定を確認するのが億劫になる、次のお見合いやデートの前に「またか」という気持ちが先に立つ——こうした感覚に心当たりがあるなら、それは疲れが確実にたまっているサインです。IBJの調査では、婚活に疲れたと感じる人は約7割にのぼるとされており(出典:IBJ「婚活に疲れたと感じる人は約7割!婚活疲れを感じる理由と乗り越える方法」)、この疲れは決して珍しいものではありません。
また、総務省が令和2年(2020年)に実施した国勢調査によると、40〜44歳女性の未婚率は19.4%、45〜49歳女性でも17.6%というデータがあります(出典:総務省統計局「令和2年国勢調査」)。つまり40代女性のおよそ5〜6人に1人はまだ結婚しておらず、あなたが「急がなければ間に合わない」と焦る必要は本来ないのです。それでも予定を詰め込みすぎたまま疲れを放置してしまうと、目の前の相手の良さに気づく余裕そのものが失われ、「早く決めなければ」という焦りだけで判断してしまったり、逆に婚活そのものへの意欲が完全に消えてしまったりするリスクがあります。
疲れたときの対処法
予定を詰め込みすぎて疲れを感じたときに大切なのは、「もっと効率よくこなさなければ」とさらに自分を追い込むことではありません。まずは、予定の組み方そのものを見直してみることが、心を軽くする一番の近道になります。
一度立ち止まる・休む勇気
予定を詰め込みすぎる人が疲れやすい理由について、心と体の「余白」がなくなることが指摘されています。義務的な活動でスケジュールが埋め尽くされていると、心理的にリラックスしたり気持ちを切り替えたりする時間そのものが確保できなくなるためです(出典:からだトレンドラボ「予定を詰め込みすぎる人が疲れやすい理由|スケジュールのパンパンさと『からだの余白』の関係」)。婚活の予定は「多ければ多いほど良い結果につながる」というものではありません。1週間、あるいは1ヶ月のうち、意識的に何も婚活の予定を入れない日をあらかじめカレンダーに書き込んでみてください。休むことは婚活をサボることではなく、次に良い状態で向き合うための準備です。
自分のペース・体調に合わせた出会い方を選ぶ
すべての予定を同じ熱量でこなそうとせず、「今週は1件だけに絞る」「体調が優れない週は無理に入れない」など、自分の体力や気分に合わせて予定の密度を調整する視点を持ってみましょう。予定を減らすことは、婚活への本気度が下がることとは違います。むしろ、1件1件に落ち着いて向き合えるようになることで、相手をより丁寧に見極められるようになったという声も少なくありません。詰め込むことよりも、続けられるペースを保つことのほうが、結果的に良い出会いにつながりやすいのです。
「疲れたのはやり方のせい」——環境を変えるという気づき
ここで少し視点を変えてみませんか。予定を詰め込みすぎて疲れてしまうのは、あなたの体力がないからでも、要領が悪いからでもありません。「どの人と会うべきか」「どのペースで予定を組むべきか」というすべての判断を、一人きりで抱えながら進めているやり方そのものが、疲れを生み出している可能性があります。
予定を入れるかどうかをすべて自分の判断だけで決め、うまくいかなかった原因も一人で分析し続ける状態から、「今の予定の組み方で無理をしていないか」を一緒に振り返ってくれる存在がいる状態へ。疲れの正体が「詰め込みすぎ」という進め方そのものにあるのだとしたら、環境を変えることが、この疲れから抜け出す一番の近道になるかもしれません。
一人で頑張らなくていい——支えてくれる相手・サポート型相談所
予定の詰め込みすぎによる疲れを解消するのに一番効果的なのは、自分一人でスケジュール管理を工夫し続けることよりも、婚活そのものを一緒に考えてくれる人がそばにいることです。カウンセラーが伴走してくれるサポート型の結婚相談所であれば、「今の予定のペースは無理をしていないか」「どの人との縁を優先すべきか」を客観的な立場からアドバイスしてもらえるため、すべてを一人で抱えて予定を詰め込み続ける必要がなくなります。
「気づけば休日が全部婚活の予定で埋まっている」「このペースを続けていいのか自分でもわからない」——そんな気持ちを一人で抱え続けなくても大丈夫です。あなたの体調やペースを踏まえた上で、無理のない予定の組み方を一緒に考えてくれる存在がいるだけで、カレンダーを開いたときの気持ちの重さそのものが変わってくるはずです。まずは今のやり方を続けるかどうかを一人で決め込まず、話だけでも聞いてみることから始めてみませんか。
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