木曜の夜、いいね通知「0件」の画面を何度も更新した
木曜の夜、家事を終えてソファに座ったタイミングで、なんとなくマッチングアプリを開きました。プロフィール写真は先月撮り直したばかりで、自己紹介文も友人にアドバイスをもらいながら何度も書き直しました。それなのに、通知欄には「いいね 0件」の表示が続いています。念のため画面を下に引っ張って更新しても、数字は変わりません。
同世代の友人に相談すると、「え、私は結構いいねくるけどな」と何気なく言われて、余計に胸がざわつきました。「自分の年齢が出た瞬間にスルーされているのかもしれない」「写真も文章も頑張ったのに、見てすらもらえていないのかもしれない」。そんな考えがぐるぐると頭を巡り、アプリを閉じたあとも、しばらくスマホを触る気になれませんでした。
結論からお伝えすると、これはあなたの容姿や中身に問題があるからではありません。マッチングアプリという仕組みそのものに、40代女性のプロフィールが「そもそも見られにくい」構造があるのです。今日はその構造をデータとともに整理し、そこからどう次の一歩を踏み出せばいいのかを一緒に考えていきましょう。
なぜ40代女性はアプリで「選ばれない」と感じやすいのか
「気にしすぎかもしれない」と思う方もいるかもしれませんが、実は数字の上でも裏付けがあります。大手マッチングアプリの多くは、20〜30代の会員が全体の7割前後を占め、40代以上は2割程度にとどまるという会員構成のデータが公表されています(アプリ公式の会員データ・比較メディア調査より)。さらにMMD研究所が2025年に実施した「マッチングサービス・アプリの利用実態調査」でも、マッチングアプリの利用経験率は20代が54.8%であるのに対し、40代は33.4%、50代は19.3%と、年代が上がるほど利用者そのものが少なくなる傾向が示されています(MMD研究所「2025年マッチングサービス・アプリの利用実態調査」より)。つまり「選ばれていない」と感じる前に、そもそも土俵に上がっている40代女性の絶対数が少なく、表示される機会自体が限られているという現実があるのです。
年齢で足切りされる構造
マッチングアプリの多くは、検索条件で年齢の上限・下限を細かく設定できる仕組みになっています。男性会員の中には検索条件の上限を30代までに設定している人も少なくなく、婚活メディアの調査でも「30代以降の男性ほど年下・同年代以下の女性を希望する傾向がある」と報告されています。つまり40代女性のプロフィールは、検索結果の画面にすら表示されないまま、無自覚のうちに候補から外されているケースが多いのです。写真や自己紹介文をどれだけ磨いても、そもそも検索の網に引っかからなければ見てもらう機会自体が生まれません。「いいねが来ない」の一歩手前に、「見られてすらいない」という段階があることを知っておくと、必要以上に自分を責めずに済みます。
遊び目的・既婚者・業者の存在
母数が少ない中で、さらに気持ちを消耗させるのが、真剣度の低い利用者の存在です。冷やかしや遊び目的のやり取り、なかには既婚者や勧誘目的のアカウントが紛れていることもあり、せっかく届いた「いいね」やメッセージが必ずしも「選ばれた」ことを意味しない場合もあります。MMD研究所の調査(前掲)では、男性のマッチング率は「10%以下」と回答した層が最も多い一方、女性は「50%以上」と回答した層が最多という結果も出ており、男女で体感に差があることが分かります。それでも、マッチング後に実際に交際へ発展する確率は1〜2割程度にとどまるという婚活メディアの集計もあり、「マッチングした=選ばれた」というだけでは終わらない現実があります。数の少なさと質の見極めづらさが重なることで、40代女性は「選ばれていない」という感覚をより強く持ちやすいのです。
よくある失敗パターン4選
「選ばれない」という壁にぶつかったとき、40代女性が陥りがちな失敗パターンを整理してみました。
①「無難で丁寧」なプロフィールが、かえって埋もれてしまうパターン
失礼のないように、ネガティブに見えないようにと言葉を選びすぎた結果、当たり障りのない自己紹介文になり、数百人の候補の中で印象に残らないまま流されてしまうケースです。丁寧さは大切ですが、丁寧さだけでは「この人ともっと話したい」という決め手になりにくいのが実情です。
②「待ち」の姿勢に徹してしまうパターン
「女性から積極的にいいねするのは気が引ける」と受け身になり、届いたいいねだけに反応する使い方を続けるパターンです。検索の網に引っかかりにくい40代だからこそ、自分から動かなければ出会いの母数はさらに小さくなってしまいます。
③会員構成の合わないアプリに居座り続けるパターン
「今さら他のアプリに乗り換えるのも面倒」と、20〜30代中心のアプリを使い続け、同じ結果に何ヶ月も一喜一憂してしまうケースです。そもそもの会員構成が自分の希望と合っていない場所で頑張り続けても、状況は大きく変わりません。
④「選ばれない=自分に価値がない」と思い込んでしまうパターン
通知が来ない日が続くと、「年齢のせいで需要がないんだ」「自分に問題があるのかもしれない」と、原因をすべて自分に向けてしまう方が少なくありません。ですが実際には、検索条件や会員構成という「仕組みの問題」であることがほとんどです。原因を取り違えたまま自己肯定感だけがすり減っていくのが、いちばんもったいない失敗パターンといえます。
「選ばれない」のではなく「見つかる場所を間違えていた」だけ
ここまでの背景を踏まえると、大切な気づきが見えてきます。それは「自分に魅力がないから選ばれない」のではなく、「そもそも自分が見つけてもらいにくい場所で活動していた」だけだということです。
20〜30代中心に設計されたアプリの検索条件の中で、40代女性が同世代の男性に「選ばれよう」とするのは、最初から狭い入り口を通ろうとしているようなものです。真剣に出会いを求めるなら、アプリの中で工夫を重ねるだけでなく、そもそも同世代が中心の環境、あるいは「選ぶ・選ばれる」という一方通行の仕組みではない環境を選ぶという方法もあります。
結婚相談所では、カウンセラーが会員一人ひとりの希望条件やプロフィールを踏まえて、相手を「検索」ではなく「紹介」してくれます。年齢というフィルターだけで自動的にふるいにかけられることがなく、人を介した提案だからこそ、アプリでは出会えなかった相手に出会える可能性が広がります。「選ばれない」という経験は、あなたの努力不足のサインではなく、環境を変えるタイミングを教えてくれているサインなのかもしれません。
アプリと結婚相談所の違い
「選ばれるかどうか」という悩みを軸に、マッチングアプリと結婚相談所の違いを比較してみましょう。
| 項目 | マッチングアプリ | 結婚相談所 |
|---|---|---|
| 出会い方の仕組み | 検索条件に合致した人にのみ表示される | カウンセラーが条件を踏まえて相手を提案 |
| 40代が見てもらえる機会 | 年齢フィルターで表示されないことがある | 年齢だけで自動的に除外されにくい |
| 「選ばれる」までの主導権 | 相手の一存に委ねられる部分が大きい | カウンセラーが間に入り橋渡しをしてくれる |
| 結果が出るまでの時間軸 | 数を打つ分、疲弊しやすく先が見えにくい | 活動の方向性を定期的に相談・軌道修正できる |
まとめ|「選ばれない」で終わらせず、見つかりやすい場所を探してみる
マッチングアプリで「選ばれない」と感じるのは、あなたの魅力の問題ではなく、年齢フィルターや会員構成といったアプリの仕組みに起因する部分が大きいということが、データからも見えてきました。20〜30代中心に設計された場所で、同じやり方を続けているだけでは、状況はなかなか変わりません。
「選ばれない」という経験を、自分を責める材料にする必要はありません。むしろそれは、「今いる場所が自分に合っていないのかもしれない」と立ち止まって考える、ひとつのきっかけになります。結婚相談所であれば、検索条件で弾かれることなく、カウンセラーが間に入って相手を紹介してくれるため、アプリとはまったく違う「選ばれ方」を体験できます。
もちろん、いきなり入会を決める必要はありません。まずは資料や無料相談を通じて、「自分の年代でもきちんと出会いの機会があるのか」を確認してみるだけでも、今の閉塞感が変わるきっかけになります。まずは複数の相談所の情報をまとめて比較し、自分に合いそうな環境があるかどうかを覗いてみるところから始めてみませんか。
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